山の音楽舎について
私たちは、
『豊かな音楽を丸ごと体感できる舞台創りを』をモットーに、98年に活動を始めました。
最初は “純粋に音楽の楽しさ” を伝える<音楽会>形式のものでしたが、
徐々に “人と人とが出会うってこんなに面白いんだよ” を伝える<音楽劇>へ、
そしてさらにもう一歩踏み込んで “音楽ってこんなに心もからだも自由にしてくれるんだよ”も伝える
<ワークショップ>へと活動の場を広げ、現在は、
《 舞台 》 と 《 ワークショップ 》
の両方を軸に活動しています。
連日テレビや新聞で流される悲惨なニュース。
そんな中で生きていく子どもたち、大人たちに、
少しでもゆったりできる、そして少しでも豊かになれる “時” を手渡せたら、と思っています。
私たちの願い
<生の舞台>だからこそ醸し出すことのできる
“おいしい空気” を手渡すこと。
子どもたち自身が感じ、想像し、表現する “喜びに出会う” 手助けをすること。
そして、
アートを通してこどもたちの'心'に “豊かなたね” を蒔くこと。
これが 私たちの願いです。
山の音楽舎のこれまで
山の音楽舍は、音楽劇・音楽会等の制作・上演を目的として98年に活動を開始しました。以後、子どもたちの心にたねを蒔く <舞台活動> と、子どもたちの心とからだと声・言葉を遊びながら耕していく<ワークショップ活動> の両方を軸に活動を展開しています。成果や効率が求められる現代においても、子どもたちが豊かな感性を手にし、自分自身の人生を切り拓いていけるよう、芸術文化の力で働きかけていくことを目的として活動しています。
1998年 山の音楽舎発足。保育園・幼稚園等で音楽会公演を開始。
1999年 うたと打楽器による音楽劇「ラッセのにわで」(演出 伊藤多恵)を制作、初演。保育園・幼稚園での巡回公演を始める。
2000年 うたものがたり「ちいさなもみのき」(演出 伊藤多恵)初演。
2002年 【2002子どもと舞台芸術 出会いのフォーラム】において、子ども劇場首都圏プロジェクト「はじめてのおしばい」に参加、「ふわふわ山の音楽会」を初演。以後、ベイビーシアターの研究、実践を重ねる。うた芝居「ないたあかおに」(演出 伊藤多恵)初演。ワークショップを開始、実践を重ねる。
2003年 「とんがり山の音楽会」(演出 伊藤多恵)初演。
2004年 子ども劇場2005年度企画に作品を提出。徐々に活動範囲が全国に広がる。
2006年 「うたのたね〜おんがくのはじまり〜」(演出 宇佐美陽一)初演。
2012年 ひかるんシアター「ミミとトト」(演出宇佐美陽一)初演。地域の子どもたちへ届けるアート活動として、子ども夢基金の助成を受けて「アートキャンプ」を開始。
2013年 「まわるんシアター とんだトロップ」(演出 宇佐美陽一)初演。芸術文化振興基金の助成事業として「うた芝居ないたあかおに」巡演(2013年度〜2021年度継続)。
2015年 「うみのそこのうたものがたり〜貝のゆめ」(演出 くすのき燕)初演。日本児童・青少年演劇劇団協同組合ベイビーシアタープロジェクトの設立に参画。
2017年 ポーランドポズナン市国際芸術乳幼児演劇祭(SZTUKA SZUKA MALUCHA)に「うたのたね」で参加。
2018年 イタリアボローニャ市国際乳幼児演劇フェスティバル「Visioni di future,visioni di teatro...」に「うたのたね」で参加。
2019年 文化庁劇場・音楽堂等機能強化推進事業「ベイビーシアターうたのたね〜おんがくのはじまり〜」巡回事業
2020年 合同会社設立。神奈川県文化芸術再開加速化事業補助金、川崎市文化芸術活動支援奨励金、文化庁文化芸術活動の継続支援事業等の補助を受け、感染対策についての学習、独自ガイドラインの作成、ガイドラインに則った公演の再構築等に取り組む。
2021年 文化庁ARTS for the future!の補助を受け、ひかるんシアター「ミミとトト」(演出宇佐美陽一)再演。
2022年 文化庁ARTS for the future2の補助を受け、はじめてのおしばい「つぶやく」〜草野心平作「ごびらっふの独白」より〜(ドラマトゥルグ飯原道代/ステージングはらだまほ)、ふわふわ山のわらべうた「なつのおと・あきのおと・ふゆのおと」(演出はらだまほ)初演。うたと打楽器による音楽劇「ラッセのにわで」(演出伊藤多恵)再演。
2024年 合同会社より一般社団法人に移行、設立。
たねをまく人
私たちは、
人の声や素朴な楽器、
それに人のからだが紡ぎ出すハーモニーを大切にしています。
“今、この時” を生きる子どもたちに、
“今、この時にこそ出会ってほしい舞台や遊び” を届けることを 大切にしています。
私たちの考える “豊かなたね” は、小さな小さな “しあわせのたね”
毎日のくらしの中で、地域の大人たちによって 耕された畑(心)にぽとんっ・・・とおとす “ひとつぶのたね”
そう〜 っと芽を出し 葉をのばし つぼみをつけて 花ひらく・・・
いつかの その日を 楽しみに 一緒にたねまき してみませんか?